2003/03/08

某地方野池


今年の初釣りは名古屋から赤カル氏(天白川TopGunFreeks)
を迎え、氏のたっての希望である、某南部地方の野池めぐり。

今年初めての遠征にいささか興奮した俺は、急いで仕事を切り上げ
即効で家に帰り、てきぱきと遠征の準備を整えていた。

そこへヨメがにこやかに一言

「ごはんできたよ♪」

え゙?

俺が支度が済んだら飯も食わずに出て行くことを
知っているはずなのに・・・嫌がらせのつもりだろうか?

しかし、ここでことを荒立ててはせっかくの
3ヶ月ぶり釣行がふいになってしまう・・・

予定では空港でカルちゃんをピックして
ビツクリ亭にて食事会のはずだった。
のだが。。ここでヨメの機嫌を損ねたら
今回の釣行が危うくなりかねない・・・

最高に卑屈な愛想笑いを浮かべ、食うしかなかった。

まぁ軽く済ませて、ビツクリのせめて一人前分くらいは
腹を空かせておこうと考えていたが、なぜか
スパゲティだけでなく、後からカレーまで・・・

やはり嫌がらせだ!

そう気付いた時はすでに手遅れで、
デザートに朝でもないのにパンまで食わされていた。
(普段はパンすら出てこないのにだ)

しかし、義務を果たすために全て完食!

さぁ、出かけようとタックルを玄関に運ぶ時

「どこいくとね」

え??ぇ??

今日から釣りに行くってだいぶ前からゆうてたやん!

「聞いとらんわい」

ぁ・・ぁ・・ぅ・・ぇ・・ぅ・・・

俺は千と千尋の“顔なし”になってしまった・・・

そこへすかさずヨメの一喝

「釣りは土曜ってゆうとったじゃろがい!

は、はい・・・
いや、金曜の夜から出るって言ってたはず・・・

「貴様、明日の夜には帰ってくるんやろな!
日曜にはおぼっちゃま達が楽しみにしている
アバレンジャーショーがあるじゃろがい!

は、はい・・

「父親なしで寂しくショーみさしたら、われ
ただじゃすまさんからのぅ!

はい・・

とするうちに、ロールス到着。だがなかなか出れない。

「行くなら覚悟せいや!約束やぶったら
しばらく臭い飯食ってもらうけんのう!」


まったくもって、敵の組に飛び込もうとする
鉄砲玉のような心境である

つーわけで、主は無言の圧力に見送られ
申し訳なさそうに卑屈な笑顔で
出かけたのでありました。(泣)

空港に行く前に渓さんの工房でワッキーさんと渓さん
と落ち合い、皆一緒に空港でお出迎え。

カルちゃんをピックしてビツクリ亭へ

皆2人前、3人前を注文する中、満腹の俺は仕方なく

「ラーメン一杯・・・だけ・・」

ビツクリにラーがあることすら知らなかった。
とてもじゃないが、この満腹状態であの油ギトギトの
激辛肉野菜炒めを食うのは自殺行為である。

しかしこの後ラーづくしになるとは・・

で、なんとか食うだけ食ってまた工房に戻る。
みんなでぐちゃぐちゃ話しているともう1時過ぎ
そろそろリミットである。

つーわけで、一路南国へ出発!!


カルちゃんのトレードマークを借りて

んで、恐らく帰りは爆睡して運転出来ない気がするので
できるだけ行きがけに運転して距離を稼いでおく。

2時間ほど運転してワッキー氏に交代。

で、目的地にて久しぶりにウッチーと再会。
が、しかし、今年は寒い!
昨年は吐く息が白くなることはなかったのに
口からはもうもうと白い蒸気が・・・
一抹の不安を感じながらも、とりあえずウッチー宅で

マターリ

一年ぶりに訪れたウッチー宅には、真新しい
パソコンがっ!!家具さえも買わないウッチーが
勇気を出して買ったのである。

よかったウッチーこれでこの釣行記もゆっくり見れるね。
WEBカムバックおめでとう。

というわけで、
マターリ 終了

話し合ったけど、やはり去年と同じコースでやることに。

みんなそそくさとスタンバイ

そうするうちに夜が明けてきた

こんな具合に今年は満々水
昨年より1mは上だぁな

まぶしい朝

昨年と同じ山桜が咲いておるじゃろがい

んが、なぜか全くの無反応!
やはりここ数日冷え込み&雨で水温がどっと落ちたようだ。

そうなるとシャローを目指していたスポン娘も
ミニスカをひるがえして深場に戻ってしまったのだろか・・・

とりあえず、ご当地のうまいラー屋で仕切りなおし
冷えた体に喝を入れる

ラーもうまいけど、店員の女子が可愛かった

んで、ちょいと寄り道して次の池に・・
しか〜し、水が濁ってて、ど〜もいくないかんじ。
つくしはいっぱい出ており、春を感じさせるのだが・・
やむを得ず本日のメイン会場へ向かう。

いつものお約束で入水時のおふざけ

冷静なウッチー

獲る気満々の赤カル氏

ここに家を建てようか・・そうしよう

バイト無く、ただ記念写真を撮るのみ
やっぱ俺にはキャップだな

皆で浮くのにちょうど良い感じ

本日の役立たず
(腕のせいじゃろがい!)

苦悶の表情

大馬鹿者

である

と、すでに魚をあきらめ、釣行記のネタつくりに
せいをだしていたところ、ロールスがいつものように
往生際悪く、最後のオーバーハングを果敢に攻めだした。

ここで奇跡が起きた!

「よしっ!」

「うぉ〜!!でかいっす〜!」

俺はわが目を疑いながら

「よ、四十ちょいくらい・・だね・・多分・・」

そこですかさず人の良いカルちゃん

「50いってるんちゃう?」

そ、そんなはずは・・・

しかし、カルちゃんの出したメジャーをあてると
50の位置にしっぽが・・・

カルちゃん、そのメジャー
縮んでないかい

と、無茶苦茶なことを言いながら
めいっぱい悔しがった。

しかし、ロールスは人が悔しがるのと反比例で
喜びを露にする、そんな傷口に塩をすり込むようなやつだ。

しかし、めちゃくちゃ羨ましい
筋肉隆々のナイスバスである。

なぜいつもこいつに!

文句なしの50アップ ルアーは 渓's W−WAVE

まったくもって納得いかない釣りであった(笑)

今年こそは49.5の壁を越えて見せるぞ!

と誓いながら、最後は福岡までふて寝してしまいました。
文句言わずに(言われてたのか?)最後まで運転してくれた
ワッキーさんは、やっぱ大人だなぁ・・・


これにて解散である



帰りの車の中で携帯を見ると

「パパへ 今日はお父さんが泊まりに来てくれて、
布団が無いので帰ってこないで下さい。
帰ってくるなら、台所で毛布にくるまって寝てください」

という熱いラブラブメールだった。


翌日は恐怖の家族サーヴィスが待ち構えており、
本当に帰るのをやめようかと迷った今回の釣行であった。


翌日、麻里奈タウンにて




おしまひ








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