2004/03/13

原チャリ釣行U


今回は春の陽気に誘われて久しぶりの原チャリ釣行
南房総を回って、温泉に一泊して
翌日もやっちまおうという、
大名様満足コースである
もうそろそろ房総もバシャバシャじゃなかろうかと
妄想オナニーは果てしなく
サルのように・・・

今回は朝一のフェリーに乗るために早起き
(といっても4時半だが)して、スタンバイ

前回同様のパッキング

本当はストウブも持って、湖畔でコーシータイム
なんてやってみたかったのだが
積載量に余裕が無く、泣く泣く見送り

フェリー乗り場に着いたのは6時前
バイクでは一番乗りだ

前回の釣行後、荷台を大型にしたので荷物が安定している
荷物を積んだままでもらくらく給油可能

ちょいと朝ごはんなど食べてフェリーに乗る
船内はというとゴルファーだらけ、ゴルフも朝早い
何万も取られて、OBだらけだとやってられない

基本的にゴルフはあまり好きではない
が、しかし付き合いはやる
金も使いたくないので
クラブはもらい物ばかりだが

つわけで、ほどなく金山港に到着
南に向かってひた走る
天気も暖かくて、原チャリでもツーリングは気持ちよい

結構何も考えずに走ってる時間が好き
釣りしてる時も頭は真っ白に近いけど
この感覚は気持ちよい
学生時代、バイクで九州〜中国を
さすらった時を思い出す
あの時はどこで野宿しても楽しかった

てなわけで、最初の野池に到着

雰囲気はよさげだが・・・
原チャリはどこにとめても邪魔にならない

というわけで、キャスト始めたのだが・・
反応が無い
全く無い
無い

無い
・・・


おっかしいなぁ・・・と思っていると

やはりである

おたまじゃくし
空気を吸いに時々浮上するのを見つけた

水抜いたな・・

というわけで、あきらめて移動
原チャリ釣行のウィークポイントは
撤収に時間がかかることである
いちいち全部収納しなければ動けない

しかし、だいぶ慣れてきたので
10分以内で作業を終えることができた

次の野池はこんな感じ

ややにごり 風強し

スタンバイしようとして
ショックなことに気づいてしまった

グリップエンドのコルクがぱっくり割れちゃった

おそらく無理にパッキングしたのが原因である
今度から収納場所を変えよう

気を取り直して浮き始める
前回来た時はここで40upをバラした
今回も期待して浮いてみるものの・・・
反応は全然無い
全く無い
無い

無い
・・・


もう、
になってきた
おまけに、ここ数日鼻かぜっぽかったのが
ズキズキと頭痛に変わってきた
最悪だ、ぼーっとする
違う意味で頭が真っ白である
あきらめて昼飯にする

地元のスーパーでオムライス弁当を購入
近くの公園で食事することに

海を見ながらビーチサイドテラスでブリリアントなランチを

スーパーでコルク補修用に接着剤も購入
100均が近くに無いのでしょうがないが
ゼリー瞬接1ヶ380円は高くねぇ?

補修完了

おまけにオムライス弁当は思いっきり油ギトギト
胸焼けしそうなボリュームである

いなりセットにしときゃ良かった(泣)

この広い海を見ていたら、なんだか
いろんなことを考えさせられる

海は広いなおおきいな

途中でイッサンにTEL
海を見ながら人生について考えてると伝えたが
「フッ・・」
と鼻で突っ込まれた
どうやら、男のロマンは伝わらなかった模様

別ルートで来て房総の北のほうで浮いてる
沢崎さんに連絡したら
朝一から45を筆頭にもう3,4本釣ったとのこと

さらに気は遠くなっていく・・・

ただいま男のロマン中
あ!消えた!   早まっちゃったのか?

さて、次はどこに行こうかと思案する
期待してた野池はことごとくハズレ
いつもながら嫌になってくる

最後は
未踏の野池を発掘することを決意
地図上では道は無いのだが
バスの生息状況を調査しに行く

道無き道をひたすらと・・・
登っていく・・・

途中までは道があるのだが
ここから先は山歩きが必要なようだ
仕方が無いので浮き輪を担いで山登りする
風邪っぴきの体にはちょいと辛いエクササイズ
ちょっとした
登山感覚である

果たして野池はあるのか?
無事帰ってこれるのか?

登った登った、水路を頼りに登ること20分
やっとそこに
野池発見!

ここで安心してはいけない
バスはこんな山奥の野池にいるのだろうか?
この時点で望みはかなり薄くなってきた
こんな場所までバスもってくるやつはいないだろう

が、しかし、房総では稀に
こんなところに誰が?
というような秘境の野池でバスと出くわすこともしばしば
だから、山奥だからといってあなどれない
相変わらず期待して浮いてみるものの・・・

反応は全然無い
全く無い
無い

無い
・・・


やはり
ハズレだった模様

帰りの辛さは来る時の10倍以上だ
もうこれ以上動くことは出来ないくらい疲労した

こんな山を登った   まさかこの奥に池があるとは誰も思うまい

てなわけで、今回のもうひとつの目的
温泉宿を手配することに

事前に予約しようとしたんだけど
男一人の素泊まり客には予約させてくれなかった
というわけで、当日調達しようとするが・・
よさげな宿はすべて
満室・・・

あせって、一見古びた旅館をたずねる
旅館の名前は・・・
せ、瀬戸際??
いや、瀬戸浜でした(笑)

最初の一言は
「あいにく満室です」だが
ご主人が、俺の
ぼろぼろな姿に同情されたようで
「素泊まりならなんとか・・・」と部屋を空けてくれた

ほっと胸をなでおろしチェックイン
でも
6,000円って結構いい値段だ
温泉宿だからしょうがないか・・
案内された部屋はそれなりにヤレてて
ひなびた温泉風

案外広いのよ

部屋に戻ってすぐお風呂へ
あった!あった!
今回も
ケロリンと出会うことができた
次回も原チャリ釣行の時は
ケロリンの宿に泊まることにしよう
「日本全国ケロリンの旅」だな

お風呂はそこそこに広く、露天なんか無いけど
清潔でまずまず
お湯の温度もちょうどよく、
無色透明・無味無臭だが
そこそこに温泉っぽい

部屋に戻って、やっとまったりする
コンビニ弁当を食べながら部屋のあちこちを物色

まず、クローゼットの中で変なもの発見

ド、ドライヤー?

手にとって見るとなにやら書いてある

た、太陽にほえろ?

太陽を見るなと書いてあるが、もしや・・

なぁんだ

やはり、双眼鏡であった
しかし、
目の前は樹木のこの部屋から
何を覗けというのだろう?
え?もしかして・・

続いてテレビに目をやると
なつかしのファミコンBOXがある

昔ラブホによくあったな
ガンコントローラーも健在

ゲーム内容はというと

な、なつかすぃ〜(泣)

た、高橋名人である!戦場の狼である!
学生時代にトリップしそうになった

冷蔵庫はというと・・・

ファンタグレープ レギュラーサイズ

これも珍しい
昔はこれがスタンダードで
大勢集まったホームパーティー(笑)
などでは、ホームサイズという500ml
のびんを飲んでいたものだ

しかし、時代の流れも変わったもので
いまや、500mlのペットボトルが
一人前のスタンダードになりつつある
日本もアメリカ化が進んでいるようだ
これもグローバルスタンダードなのだろうか?
そのうち、
1ガロンのコーラとか
売り始めるのではなかろうか?

というわけで、本日は薬を飲んで熟睡




翌14日

当初は朝マズメから出ようかと思っていたが
昨日の疲労は半端じゃなく、また
今回の旅のテーマは
「時間の束縛から逃れ、自分探しの旅」
なので、ゆつくり準備(笑)
朝から温泉に入ってまた朝からボケーっとする

ぼちぼちスタンバイして出発
今朝の一発目はむか〜し浮いたカバー野池
今はまだカバーないけど、水がきれいな池だ

水中にはウィードがびっしり

房総の野池には珍しくかなりクリア
農業用水にはもったいないくらいだ

ホテルのお茶菓子「房総牛乳せんべい」を
ぽりぽり食いながらキャスト

まぁ、普通のせんべいだな

というわけで、浮き始めてしばらくしたころ
バシャ!
と、自作ダーターにバイト
ちっこいけれど、結構引きが強い

なんとか一本釣れました

30弱のアベレージサイズ(最近の俺)
でも、昨日の辛さをすこし癒してくれた

それからは何度かいいバイトがあるものの
乗らず、結局この一本で終了

さてと、次はどこにするか・・・
ということで、お気に入りの野池を見に行ったら
なんと堰堤はヘラ師に占領されている

あちゃぁ!と思ってると、奥のほうから
superフロを担いだ人が上がってきた
「どうですか?」とたずねると
「全然だめです」とのこと
タックルとBOXを見て、ひと目でTOPの人だとわかる
「私はTOPだけだから、ワームとかだといいかも知れませんよ」
と、丁寧に教えてくれたが、
残念ながら今日はワームとかジグを持ち合わせていない(笑)

荷解きしようとしていたが、水の色を見て
さらにやる気が失せた
ドチャ濁りである
いくつかの野池は昨日の雨の影響があるようだ

というわけで、近所の前に浮いたことのある野池に移動
しかし、ここではヘラのおっさんに
「ここはフローター禁止だぞ!」
と、怒られてしまった
空気入れる前に言えよおっさん

というわけで、途方に暮れ、ちょいと離れた
野池に移動を決意する

ここは裏切らないだろうと、浮いてみた
しかし。。。

雰囲気はまずまず

反応は全然無い
全く無い
無い
無い
・・・

ここにまで裏切られてしまった(泣)

というわけで、失意のなか
野池を後にする

この時、午後4時

この頃から頭痛は本格的になり
アスピリンを暴飲したが治まらない
重い頭を持ち上げ・・さぁ、帰ろう・・・

次回こそはいい釣りしたいな・・・




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