2004/04/17･18

九死に一生スペシャル
「房州ケロリン紀行の果てに・・・」



今回も懲りずに一人原チャリ釣行
実は最近仕事が異常に忙しく、土曜も出勤になりそうだった
しかし、忙しい時こそ釣りに行かないと頭がおかしくなる
いや、普段からおかしいのだけれど・・・

つわけで、土曜までかかる仕事を
無理やり金曜の夜までかかって仕上げ
仕事先の茨城から横浜に戻ったのは夜中の1時過ぎ・・
明日はなんとしてもケロリン探しの旅に出ることを決意する

朝は気合で4時半起床
即効でスタンバイし、始発のフェリーに向かって走る

実は先々週も原チャリ釣行したのだが
行きがけに外車のミラーを飛ばして弁償沙汰になり
おまけに釣果もとほほという始末で
釣行記にはならなかった

というわけで、今回こそは気を取り直して春バスと遊ぶのだ

いつものフェリー

ゴルフバック置き場があるフェリーなんて・・

いつものようにゴルファーで溢れる船上
皆それぞれに今日のナイスゲームを期待しているのだ・・俺も

ほどなく金谷港に到着
もう、何回この船で三浦と房総を往復しただろう・・
などと感慨にふける間もなく最初の目的地へGO！

最初の池はいつも参っている春においしい「あきこ池」

先行者は２組
ここはわりと大きいので大丈夫だろうと入水したら
後からまた２組入ってきたので、キャパいっぱいになった

暖かくなったからか、どこも人が多く
今までいつも一人だったので、なんだか嬉しくもある(笑)
しかし、原チャリで来たのは俺だけのようだ(爆)

前回来た時より１ｍくらいの減水
田植えの季節だから仕方がない
しかし、今日はかなりの強風
ラインがふけて、ハングに引っ掛かり
浮輪はどんぶら状態である

遠くでは立派なこいのぼりが強風にはためいている
大きな真鯉はちんこ野郎、そして緋鯉はちんこばばぁ・・(笑)
（うちでは子供からそう呼ばれており・・・）
まさかこの後こいのぼりを釣り上げるとは・・

つわけで、ここでは一番美味しいエリアだけを
ひつこく、ねっちりと加藤鷹よろしく愛撫することに

画像提供：issan's-boogie

今回初おろしのLifeBaitのFlapFlogもいいかんじ
腹ボテバスの怒りを買いそうなアクションである

しかし、１回だけ「ポワ〜ン.。o○」という
お風呂のおならのような
しょぼいバイトがあっただけ
（実はこういうのがデブバス確立高し！）
つわけで、もう一度おならを期待するが
スカしっ屁も出なかった

というわけで、次のターゲットに向かう

次は久しぶりの野池にご挨拶
昔はそこそこ釣れたのだが・・・
堰堤に近づくと、物々しいくらいに鉄条網と
フェンスが張り巡らされ、まるで捕虜収容所のようだ

近年の房総は立ち入り禁止、釣り禁止が増えて困る
おまけにバス釣り人への世間の風当たりも強く
バス釣りしてるってだけで、まるで非常識人
性犯罪者、テロリストのような扱いを受け気味である
（俺だけか？(笑)）

つわけで、気を取り直していつもの池に向かう

ぽかぽか暖かい釣り日和

原チャリの盗難防止はこのように・・・カモフラージュ！

水辺にはかえるのとぐろが・・

浮いて間もなくハング下でFlapFrogをひったくるバイト
しかし乗らず

もう一度同じラインをねっちりと攻める
もう一度ひったくりバイトで今度は乗った！

とりあえずの３３

ぽんぽんはこのようにぱんぱん

いかにもスポなお魚であった

調子づいてきたところでNearSurfaceWigglerに
ひっぱたくようなバイトがあるが、乗らず
ひつこくもう一度同じ場所でアクション
（この時期、反応があったらしつこく誘うのが鉄則）

すると後ろから吸い込むようにガボンとバイト
おっ、と思ったと同時にギューンと重たーい引き

？？
Browningが悲鳴をあげる
明らかに恋じゃなく鯉である

NearSurfaceWigglerにかぶりつき

うをー！でっけー！

屋根よ〜り〜た〜か〜い♪　鯉の〜ぼ〜り〜♪

というわけで、時節柄これもありかと思いながら
巨大魚との格闘を繰り広げるのであった　オーパ！

フロントフックはなんとか勝手に外れてくれたが

くっそ、でっけー(笑)

なんとかエラを掴んでランディング

鯉さ取り込む時は目を押さえれば大人しくなるっぺ
（三平三平　談）

ぼろぼろのオールドルアーがよく耐えた

錆びて朽ち気味のルアーだったが
なんとか崩壊せずに取り込みまで耐えてくれた
おかげで浮輪のエプロンはヌルヌルで鯉くさ〜くなった

気を取り直してまだまだ攻める

この季節、特に丁寧に、いつもの倍ぐらい
時間をかけて打っていく
ねちねちと一針一針縫うようにキャスト
長めのポーズにモジモジアクションを心がけて

それから1時間くらい経っただろうか
オーバーハングの岸からちょうど２ｍくらい手前
かけあがりの真上くらいにLifeBaitのStepPencilが
スーッと入ったその時

ドバゴンッ！

と、最近で一番激しいバイト！
ゴンゴン潜って上がってきたのはプリプリの43

前後フックにフッキング

お腹ポンポコリン

で、ルアーはこれ

1998年製

つわけで、頭は小さいが春らしいバスを拝んだ

ちなみに、もうちょっとジクジクやってたら
こんなのも釣れた

Moonさん・・む、無念・・・(泣)

これも外道というのだろうか？
もはや生物学上の分類が違う(笑)

というわけで、なんとなく満足して
旅のお目当てケロリン探しに
本日の宿へ向かう

今回の宿のご主人は南原清隆と体操のおにぃさんの
コラボレーション的な方
非常に気さくで、いろいろ話しかけてくれた

バイクの一人旅がよほど哀れに思えたのだろうか
いろいろと世話を焼きたそうな感じだった

というわけで、お部屋拝見

広めの日本的六畳間

おお、安宿にしては意外と広くてきれいだ
ちなみに俺がケロリン探しに使う宿は
5千円未満がひとつの基準である
高い宿にはまずケロリンはないのだ

早速目に付いたのがテレビ

いまどきガチャガチャチャンネル
しかもコイン式である
「チャンネルをまわす」
という表現はこのタイプのテレビからきているのだ
知ってたか？若者よ

ちなみに今回のお茶菓子は
石渡製菓の「鯛せんべい」

なかなか美味しかったぞ

そして、いざお目当てのお風呂へ！
ここの風呂は海の見える風呂ということで
特に楽しみである

意気揚々と階下の風呂に下りて行くと
途中でご主人に呼び止められる

話によると女風呂が壊れてて、男女一緒に使うので
今カップルで貸切になってるとのこと
「いやぁ、早く修理して欲しいって言ってんですけどね」
と、親指を立てて言った
どうやらこのおっさんは主人ではなく
他にボスキャラがいるらしい

おっさんは食堂でカレーを食べていた(笑)
ちなみに宿泊客の食事は彼が全部賄うらしい
（カレーじゃないだろうな、まさか）

しょうがないので先に飯食うことにする
食料は来る直前の商店（決してコンビニではない）
で購入した

その時見つけたのがこれ

アラビヤン焼きそば

実はこれファンサイトもあるほど人気があるらしい
（hosoda氏に教えてもらった）

つわけで、やっとのことで風呂に入る
と、ところがだ！！

ない！ない！ケロリンがない！

なんだかめっちゃ期待して浮いた池に
バスがいなかったような気分だ

ま、こんなこともあるかとしょうがなく
風呂につかる

先ほどまであの若いカップルがこの湯船で
あんなことや、こんなことをしてたかと思うと
股間がのぼせそうな勢いである
期待していた窓の向こうは海なんだろうけど真っ暗で見えない
（あたりまえである）
念のために海に向かって裸で仁王立ちしておく
（これ基本）

つわけで、明日に備えボックスを乾かして就寝

今回の役者たち

翌朝、気持ち早起きしてお目当てのプチ野池えぐり

朝焼けの某漁港

最初の池はほどなく発見
堰堤までのあぜ道をゴンゴン原チャリで登っていく

と、そこで最大のピンチが！

ガツン！

という鈍い音と同時にバランスを崩して転ぶ
何が起こったか理解できず、取り敢えずバイクを起こして
エンジンを再ｽﾀｰﾄしようとするが、聞いたことないような
エンジン音がして、いっこうに始動しない

え？うそ・・・

エンジン周りを見て愕然となった

どうやら、草に隠れてた岩にマフラーを
しこたまぶつけて、マフラーは潰れ
エンジンのフレームまで折れてしまった模様

再起不能・・・

走馬灯のようにこの原チャリとの思い出が思考を駆け巡る
そして、はっと気がつき
「これからどぼじよう・・・」
と、途方に暮れてしまった

取り敢えず、バイクを安置できる場所まで押して行き
どこまで歩けば良いか思案していたところ
電話が鳴った

偶然にも近くに釣りに来ていたspinnerbaitの
hosodaさんであった

取り敢えず現状を伝えると
「今から救出に行きますよ！」
と、嬉しいお言葉

地獄に仏である(号泣)

このときほど嬉しかったことはない
まるで雪山で食料も尽き、眠気と凍傷で意識を
失いかけてたところに救難のヘリの音が聞こえてきたたような
そんな感じであった

hosodaさんはchiyodaさん、issan、tkcさん、こちゃさんと
今朝早くに房総入りしてたのだそうだ

安心したところで明らかに再起不能な愛車に
最後のお別れで記念撮影する

一緒にたたずんでみたり
添い寝してみたり

ほどなくhosodaさん登場！
嬉しさに興奮した俺は涙と鼻汁と下痢が止まらない

つわけで、これからはSafariチームに合流することになった

他のメンバーが浮いているのは昨日朝一で浮いた
あきこ池だった

現地に着き、一通り冷やかされて
なんとか生きているという実感が湧いてきた(笑)

久しぶりの大人数の釣りにまた興奮気味の俺

しかもジョイ３艇

ま、ここは案の定反応なく終了
しかし、ほんっとに助かりました！感謝！

房総野池レスキュー隊（float-boys(笑)）の皆様

ほんで、俺はchiyoda号に便乗させてもらい
次の釣り場に同行する

車中ではシャイな俺が照れ隠しで
わけの分からんことをいろいろ話し
issanの湿った無言の突っ込みは相変わらずで
俺のおやじトークもますます加速していき
issanの思う壺である
ほんと、issanって突っ込みがうまいよなぁ
さすが関西人！

つわけで、次の野池である

issanの内股歩きはいつ見てもセクスィー

奥にフェラ師がいるものの、影響なさそうなので
浮いてみることに

この間、issanとこちゃさんはお昼寝タイム

ここは・・俺はバイトもなかった
（いつものことである）

他の人はバイトがあり、バラしたりした模様

つわけで、あがってからこちゃさんの結婚記念日用
奥様ご機嫌取りグッズを仕入れるために
途中の道の駅に寄る

俺とissanはお約束のソフトクリームをしばく
俺はいつも定番のバニラ
issanはストロベリーのミックス

端っこについてる赤い点は鼻血ではない
ミックスには小粒のイチゴがついていた
かなり悔しい

水辺の生き物を観察

命の恩人

んで、近所の蕎麦屋で昼食を取る

chiyoda氏のカヌーは年中積みっぱなし(笑)

そして次のポイントに移動

今度は俺も浮いたことがない大場所
見に来ることはあったが
大場所すぎていまいち浮く気にならなかった

昨夜ほとんど寝てない皆さんはタマズメに向け
鋭気を養うためにお昼寝

恩人も寝る

俺は宿でしっかり休養しているので
そのまま浮くことにする

オフならでは品評会の画

issanの浮輪が俺の浮輪にまたがって・・いやぁん！

お昼寝完了のissanも道連れで

俺がジクジクやってると、issanはひょいひょいと
大場所をボートで攻めるように先行して行った
でも、釣れたほうがもう一方のところに行き
写真を撮るお約束になっているのだ
俺にはその心配があまりない(泣)

大場所ならではの素晴らしいロケ

しかし、もうちょっと岩盤に変化があればいいんだけど
反応は相変わらず・・・ない

いい雰囲気、いい天気、最高だな

いい気分で釣りができるのはいいんだけど
なんだか反応がありませ〜ん(泣)

issanはいつのまにか見えなくなっていた

途中フロッグのジクジクした動きに
２回ほどバイトがあったが乗らず

とするうちにとっぷりと日が暮れ
少々バイトが出てきた

このときやっとissan発見

真っ暗なので二人並んで（牽制しながら）
仲良く？釣りをする

しかし、バイトはあるものの乗らず
タイムアップ

本日の結果は竿頭のtkcさんが4本（ギル込み）
hosoda氏が３本、chiyoda氏が２本、こちゃさんが１本
そしてissanと俺はノーマネーでした(笑)

初公開？こちゃさんのパンツ姿

つわけで、波乱万丈な今回の釣りを終えた

帰りにはじゃんけんで勝ったchiyodaさんが
喜んで？(笑)俺を送ってくれることに

ほんとにありがとうございます

記念撮影大会開始

皆自分のサイトがあるから写真は必須(笑)

うちまでの同乗者はこちらissan＆chiyoda氏

帰りの車中は皆さんにゆっくり休んでもらうために
俺が運転したけれど・・・

俺のしゃべりっぱなしで結局寝れなかったchiyodaさん
すいませんでした〜　(^^ゞ

つわけで、早速２代目の原チャリを物色中なのである