房総野池」 2000/07

 

7月29日

2,3日前、30日の釣行計画を立てる。今回はいつも同行している内田君も夏休みで帰省している。
誰か一緒に行かないか?と思い、うめさんへTEL。「予定がどうなるかわからん」との返答。
忙しい人やからしょうがないな。ま、ひとりで気まましてくるか・・
と思ってたら、前日になり行けるとの連絡あり。楽しみ!
前日は仙台出張の帰り。一旦家に帰りシャワーを浴びてから上野で会社の
送別会に出席する。若者が多く、ちょいはじけちゃって飲みすぎ。
うめさんには「取り敢えず家に着いたらTELします」と伝えているが・・・・
帰りの電車で寝過ごし、気がつくと目的の駅の二つ先まで来ていた。
反対方向に乗り換え一安心したらまた寝てしまい、今度は3つ手前の駅で気付く。
このパターン多い。ゴルフのパター状態である。
やっとカップインし、家に帰る。時間は・・・記憶が定かでない。(笑)

シャワーを浴び、うめさんにTEL。
國:「明日の朝から行きますか?」
うめさんは普段ゆっくり出撃しているのでそれでもいいかな・・と思った。
うめ:「今から出て、現地で仮眠してもいいよ!」
いつになくうめさん張り切っている!ま、俺もその方がいいかも・・と思い、一路うめさんちへ・・・

道中なんか話しながら行ったんだけど、これも記憶に無い。うめさんの釣行記になんか書いてると思うが・・・・
ほろ酔い気分がだんだん二日酔い気分に・・・途中のコンビニで二日酔い用ドリンクを補給。これも気休めかな?(笑)

最初の堰に到着。俺の車ではちょい厳しい道を登って行くと堰堤がある。
うめ:「この先に突っ込んで行くとUターンできるよ」
言われたとおり突っ込んで行くが・・・
“ガリガリガリ・・・・・”左右の雑木がボディに爪を立てている。こんなとこカミサンが見たら卒倒しそうである。(笑)
國:「いや、大丈夫やと思うけど、ちょい厳しいね」

そのままバックで引き返すことに・・・・・・やはりウチの車は野池戦車にはなれない。(笑)

堰堤の下に戻り、ちょい離れたところに駐車。ここでちょっと仮眠することに・・
が、しかし俺は気分悪くて寝てられない。二日酔いである。寝るとますます気持ち悪くなる。(笑)
というわけで、俺はいくぞ!と準備を始めた。

うめさんは眠くて、しかもナイトはあまり好みでないということだったが渋々準備。

まだ真っ暗の中エントリー。
もうろうとする意識の中、しばらくキャストしているとすこし夜が明けて来た。
ボケーと投げてると、取り敢えずデカダンに子バスヒット。

 



“あぁ、釣れたんだな・・・”くらいの感じだった気がする。
たしかここでは渓’sのW-Waveでもう一本釣ったような気がするが・・・
画像も無いし、記憶がとにかく定かでない・・・・(笑)

夜も明け、しばらく攻めるもののなんかいまいち良くない。というわけで、移動。

次どこ行こうか・・
國:「うめさん取り敢えずこの辺行って見る?」
うめ:「う〜ん・・・じゃ、取り敢えずまっすぐ走って・・・・」
國:「ほいほい・・で、この辺で曲がるんやろ?うめさん?ねぇねぇ!」
うめ:「グァォ〜・・・グピ〜・・・ゴゴ〜・・・」


出た!得意技瞬間爆睡である。会話しながら寝ている。(笑)
國:「うめさん!!起きてよ!!こっちでいいんやね!」
うめ:「ん?・・え?・・?△□%〜?∞??」
いかん!おわっとる・・・・(笑)
仕方ないので、多分ここに来たかったのだろうという野池に到着。
相変わらず爆睡してるおやじをほっといて入水しようかとしたところ・・
うめ:「ここじゃないよ!」
國:「なんやねん早よ言ってや!」(笑)
という訳で、そのちょい上の池へ・・・・
ところがここには先行者が・・・・いつかうめさんが来たときもじーっと動かず
離れなかった人達らしい。仕方が無いので他の池へ・・・

次の池は前、冬に見に来ていつか浮いてやろうと思ってたところ。
うめ:「俺もバスいるか知らないんだけど・・・多分いるんじゃない?」(ニヤリッ)
その割には駐車スペースはここだとかなんとかよく知ってる。(笑)
堰堤のところに少年が一人・・・・
うめ:「俺だよ!俺!」
どうやら知り合いのようである。

うめ:「どぉ?釣れる?」
少年:「釣れますよ!バズベイトで3本獲りました!」
うれしそうである。昼間におかっぱりでトップを投げ続け、反応があれば喜びもひとしおであろう。

我々もそそくさと入水する。そのそばでまた少年にヒット!30前後のバスがよく
反応してくるようだ。少年すごくうれしそう!
うめ:「ここのバスよく引くんだよ!」
國:「へぇ〜・・バスいましたねぇ(ニヤリッ)・・」
うめ:「へっへっへ」(このタヌキおやじ!(笑))
なかなかオーバーハングがきつく、良い感じである。
渓’sのW-Waveを“ボスッ”っとハングに直接ぶち込んだ。うまいこと下に着水し、
そのままチョンチョンアクション。
“バシュッ”
「よっしゃ!きた!」
しかし、バスはオーバーハングに宙吊りに・・・“バシャバシャ”暴れているうちに
下に落ち、グイグイ引きこむ。元気の良いバスである。30ちょいくらいか。


幸先良い!張り切って今度は奥の方に入っていく。ハングの奥はすこし岩盤があり
これまた良い雰囲気。岩盤にぶつけながら大木の根元へ・・
着水後得意の“ジュル”・・・もう一度“ジュル”
ちょいポーズしたとき
“バシュッ”
「お、出た!!」

先ほどと同サイズだが、反応が良い。
ここらにくると日は高くなり、セミの声がうるさく、ついつい木陰に逃げてしまう。
皿池だと隠れ場所がないので昼間の釣りは極度の疲労を伴うが、山池の場合
オーバーハングに入っていれば、比較的涼しく釣りができる。
このときは風もあり、また水も冷たく気持ち良い。

うめさんはY2000を投げ続けていたようだが、デカバスが見えるものの、なかなか
口を使ってくれないということで、ワウスを投げていた。これ、緑とピンクという
スゴイ色だが、中のラトルが集魚効果を発揮するのか、なかなか良いらしい。
うめさんにしてはちょい小さいんじゃない?(笑)
と、うめさんにヒット!
うめ:「のったー!!」
しばらく見えバスにじらされていたので声もたからかである。
今度は俺がカメラマン。うめさんにしてはサイズが不服そうであったが・・


その後、一番奥のインレット?うめさんは水が死んでるからだめだと言っていた。

 


子バス君はよく反応してくれた。だがデカダンなのでそんなに嬉しくない。
やっぱり今日からデカダンはしばらく封印しようかな・・・


と思った矢先、ハングの奥に“ポショ”と落ちたデカダンを引ったくるようなバイト。
“バフ”
「っしゃぁー!」
グイグイ引く。今までのバスとは明らかに違う!引き寄せると40くらいのナイスサイズ。


國:「うめさーん!良いサイズ獲れたよー!」
うめ:「ちょっと待っててー」
どうやらうめさん例の少年が引っ掛けたルアーを回収してあげているようだ。
で、なにやら会話している。
うめ:「風が吹いてるから、ダブルスイッシャーがいいよ」
アドバイスらしきことをしている。優しいおにいさん?である。
うめさんのとこまでバスを持っていき写真をとってもらう。久しぶりの40アップである。
できれば他のルアーで釣りたかったなァ・・・贅沢いってはいけない。(笑)
俺の撮影が終わり、さて、残りをもうちょい攻めるかな・・・と思ったとき・・
少年:「出ました〜〜!!で、でけー!!!」
見ると明らかに40クラスのバスが暴れている。が、足場が高くランディングできない。
そこにうめさんがさっそうと登場し、「俺が獲ってやるからまってな!」

とバスをランディングした。(なんかちょっとかっこいい!)
少年はものすごく興奮し、「いや、うれしいっす!でっけー!やったー!」
としきりに喜んでいる。こんな野池のおかっぱりでしかもトップに40アップがでれば
興奮するのも無理無い。少年の画像を撮り、優しくリリース。
少年はうめさんとデカバスとWスイッシャーを二度と忘れないだろう。
うめさんは少年の夏の日の思い出の1ページに刻み込まれた。(笑)

そろそろ真昼間。昼食タイムである。俺なんかいつも野池えぐりのとき
はそこらのうまくも無いラーメンか、コンビニでおにぎりなどを食べるだけだが、
さすが食通うめさんは「目をつけていた蕎麦屋がある」と案内してくれた。
さすがうめさん!池だけでなく蕎麦屋もえぐるのね!(笑)
ここのそばやうまいぞ!また、蕎麦湯がうまい。微妙にまったりとして・・
うめさんは蕎麦湯を気に入ったらしく、そのままで全部飲んでいた。(笑)
最初に出てきたお茶も美味しかった。一見麦茶だが、香ばしくこれはもしや・・・
そば茶?ってな感じの拘りの蕎麦屋でした。

腹ごしらえもすんで、さてちょっと昼寝でも・・・と思ったが、どうも来る時に見たあの堰堤が気になる。(笑)
國:「あそこどうすかね?」
うめ:「さぁ?どうだろ?」(もしかしてこのおやじまた・・・)(笑)
ここはうめさんも浮いたこと無いらしく、それではやってみましょう!ということに。
見るとなかなか雰囲気は良い。見えギルがいっぱいいる。
(このときは期待満々でまさか・・・・・・・・とは・・・・)
うめ:「ギルがいるということはバスも確実にいると思うよ」
國:「そうやね!ここもしかしてパラダイスちゃう?」
むふふ!である。堰堤まで上がるのにちょい骨折るが、なかなかいい池を発見した。
早速入水してみる。
取り敢えず投げたデカダン(だから封印しろって)に“プチッ”と小さなバイトが
無数にある。すごい活性だ!やはり人の来ない野池はいい。
しか〜し!全部見事にギル!子バス一匹見えやしない。
ここはギルのパラダイスだったのである。(爆)

というわけで、ちょいやる気無くして昼寝・・・・
2時間ほど寝ただろうか・・予定通り起きて移動。(うめさん起きろー(笑))
今度こそ!ということで、朝覗いてみた池へ。
今度は誰もいない。時間は5時くらいか?
そそくさとエントリーする。風があり、活性も高い。
最初に入った薄暗いワンドでW-Waveにいいストライク!
“バフ”

その後、ゴッドブレスのジャグラーを結ぶ。
これまた倒木の奥でバイト。“バシャ”・・だが乗らない。
ちょい止めてワンアクション。
“バファッ”


乗った!二度出てくれてまた感激!やっぱデカダンより楽しい。
サイズはやはり同じくらいだが、この釣り方は面白い!
その後ジャグラーで同サイズをもう一本追加し、今度はいろいろ投げてみよう!
ということで、最近出番の無かったラッキーを結ぶ。
今度はなかなか出てくれない。風のときはやっぱペラですかね。うめさん!(笑)
しばらく打って反応無いのでまたW-Waveに替えた。
うめさんもkazuさんのWで40アップ獲ったらしい。呼んでくれればカメラマン
やるのにねぇ・・・(笑)他にもそこそこサイズを数本釣ったらしい。
で、暗くなった頃、Tomeスペシャルラッキーを結ぶ。もうおしまいというところで
“バシュ”
國:「最後にラッキーで獲れたよ!うれしー!」


うめ:「はいはい。おつかれさん。」
という訳で今回の釣行はおしまい。後半反応が良くなり、結構楽しめた。
こういう終わり方は気持ち良い。
付き合ってくれたうめさんほんとにありがとう。また行こうね!

俺の次回釣行は九州編である。くくく!楽しみ!





 

 

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