「八郎潟1」 2000/09


9月8日

今夜から待望のハチ郎釣行である。
出張で仙台へ来ており、ここまで来てるのだから、
八郎まで足を伸ばしてみようということになり、
仙台でレンタカーを借りることにした。
会社には今日帰ることにしている。
「新幹線の時間がありますので・・」と言って、
4時ごろには会社を出た。


レンタカー屋でホンダライフを借り、
ホテルで荷物を積みこんで出発。このころ5時半くらい。
今夜はどこかで風呂に入り、ナイトやって仮眠する予定。
と、途中のサービスエリアに温泉マークがあった。
さっそく入浴する。



なかなかきれいで、いい雰囲気で、しかも誰もいない。
貸し切りである。
なんかほんとに旅行気分でいいかんじ!
と、結局閉店までゆったりしてしまった。
ま、時間はたっぷりあるんでのんびり出発しましょう。


PM11:00着

広すぎてどこからやるか迷ったが、来る前に買った
地図でめぼしをつけていた場所で、
公園やスロープが近くにある“鳥島”をナイトで一周することにした。
よく考えたら一人でナイトははじめてである。
ちょっと心細いのでついつい独り言をいう。

地図ではちっこい島だが、なんの結構大きい。
その名の通り鳥の寝床になっているようだ。
夜中に鳥の鳴き声がキィキィこだまする。
月は時々顔を出す程度。ちょっと暗いかな?
雲が多く明日の釣行が気がかり・・

ところで今回は新艇の進水式も兼ねている。
前回の相馬釣行でパンクが発覚し、替えチューブを買いに行った店で
思わずこっちを買ってしまった。




ジョイクラフトのU型。大口径バルブのZEALタイプ。
スタンバイの早い事!タバコ1本くらい吸う間に膨らむ。

なかなか調子が良い。

U型って前にちょっと借りたときはだんだん腰が前にずれちゃって
釣りづらかった覚えがあるが、こいつは素材がちがうので滑らない。

気に入ってしまった。値段は張るがいい買い物した。


八郎は葦にタイトに攻めるのがセオリーなのだが、
ナイトなのでどうしてもアバウトになってしまう。
ルアーはナイト用ボックスからグロー仕様のデカダンをチョイス。
はじめての場所なので取り敢えずこれでチェック。
と、ちょっと岸から離れたガマ?の中に放り、ワンツーアクションで
“ガボン”



出た!おぅおぅ!よく引きます。
40くらいか?と思ったら、30ちょいくらいでした。
聞いてた通り、ここのバスはサイズ以上によく引く。
それからしばらくマスキージタバグ、バドで流すが反応が無い。
そろそろ一周するかな?ってときに葦際で
“ドカン”と超派手なバイト。
マスキージタバグがぐいぐい引っ張られる。
こいつはもしや50UP?と期待しながらランディング。
43だがすんげぇ引いたよ。




ここらで一周したし、ちょっと風も出てきたのでので上陸する。
よく見るとここらの林の中にはキャンパーが数グループいるみたい。
ボート屋が近いので、ここでキャンプして明日はボート下ろすのだろう。
そういやGODこんどーさんもこっちではキャンプ中心とか・・
独身時代はよくキャンプしたもんだ。
俺もいつか息子を連れてキャンプしてみたいと思った。

時間は2時過ぎ。

明日は取り敢えず東部承水路からやるつもりなので、道の駅琴丘で車中泊する。



9月9日

なんだか興奮して、寝たんだか寝ないんだか・・1時間くらいは寝たかな?
時間は4時半。まだまだあたりは暗い。が、我慢できずエントリー。

と、朝一番まだちょい暗いうちにW-Waveにバイト!ん?乗らない。
ちょっと置いて、もうワンアクション!
“バシュッ”



出た!二回目で持ちこんだ。
無事ランディングすると30ちょいの元気バス。
ほんと引くよ!元気いい!
今度は最近手に入れたばかりのReggaeBassSadnessPAPA
で石積みエリアを攻める。
“ボコン”でた!が、手前でバラシ!くぅ〜〜!!
でもこれいい動きします。
が、4フッカーなので葦原に突っ込めない。

このエリアは石積みと葦原が交互にあり、いろんな攻め方ができる。
が、反応がいいのはやはり葦だ。

今度は自作「どデカダンス」で葦際を攻める。
物は一見引っかかりやすそうだが、慣れると上手い具合に羽で障害物をよけてくれる。

と、さっそくバイト。こいついい仕事します。
サイズは小さいがいいバスです。



この後同サイズをもう一本追加し、ルアーをGodblessジャグラーに替える。
八郎好きのこんどーさんルアーだからもしかしてご当地ルアー?



これにも同サイズが出た。

同サイズが続いたのでそろそろ約束を果たさねば・・・・
と思い、またW-Waveに付けかえる。
で、出ました。ちょいサイズアップか?でも40はないやね。



だんだんバイトが無くなってきたので上陸して移動することにする。

さて、どこへ行こう?

ここらは野池も豊富にあるのでちょっとエグッてみるかと思い、
目に付く野池を目指す。

が、どこも減水してる上に、魚がいるかわからない。
ここら結構きれいなので釣り関係のゴミもないし、ラインも無い。
もうすぐ仙台のけんいちさんも到着するころなので野池はあきらめ、西部承水路へ向かう。
途中、中央承水路で浮いてみる。
が、浅過ぎてダメダメ!ずっと沖へでても足ついてる。

5分で上陸。移動。


西部承水路の野石橋付近に来る。
エントリーは橋のたもとのみみたいだ。ここらはほんと印旛沼っぽい感じ。
水はマッディだけどきれい。印旛みたいに変な臭いやヘドロチックではない。
ここがうちの近所にあったらなぁ・・・

さて、ここらでけんいちさんにしてみる。
9時すぎごろ仙台を出るそうなのでそろそろ着く頃だが・・・
まだあと一時間くらいかかるそうなので、先に浮いてみる。
ここは野石橋の周りをびっしりと葦やガマが覆っており、
葦とガマの間などちょっと変化のあるところで時々バイトがある。
なぜか黄色系がいい感じ。

で、久しぶりにベビークリーパーというベビーの割には40g超の羽物を投げる。



このルアー見た目に反してよく動き、そこそこにバイトがあり、同サイズを2本獲った。
が、やはり渋い・・朝に比べると各段にバイトが減った。


と、ここでけんいちさんからtel.エントリー場所に着いたということなので急いで戻る。
広いのでひと苦労だが、まえのO型に比べたらスピードは早いようだ。
けんいちさんは仙台でも少数派?のトップオンリーHPの管理人。
50系がとくにお好みらしい。
簡単に挨拶を交わし今度は橋の南側で浮いてみることに・・・・


が、しかし雨足も強くなり、なおかつバイトもほとんど無い。
けんいちさんもしきりに首を傾げ、今日はおかしいですね。といっていた。



俺はいんちきどデカダンスで1本獲れたが、けんいちさんは残念ながらボウズ。
で、けんいちさんほんとは夕マズメだけやって今夜帰る予定だったらしいが、急遽泊まることに。


お疲れな俺と雨の中気合いのけんいちさん

暗くなってきたので本日はあきらめて風呂に向かった。
有名なポルダー潟の湯である。
ジモッティとバサーばっかりみたい。
なめてみるとちょい塩味でなんかすこし茶色い水
(ステインってこんなんか?)の温泉である。
風呂上りに当然ビール!
で、いろいろ会話して気がつくと俺は大いびきで寝ていた。

けんいちさんごめんなさい!

聞くと、けんいちさんは最近二番目の子供が生まれ、
家族はみんな実家に帰しているとのこと。俺と同じ状況である。
俺も残りあとわずか。今月いっぱい頑張ろう!

しかしけんいちさん相当悔しかったみたいで、今からナイトやりましょう!
ということで俺はほとんどもうろうとしながら岸辺に立つ。
が、まったくやるきになれず、眠くて眠くて・・・
で、車に戻って爆睡!9時半くらいから翌4時半まで
一回も目を覚ますことなく寝てました。


9月10日


さて、最終日。お天気の方は曇り。さすがに二日目の朝はつらい!
けんいちさんのおすすめ東部の下のほうで浮き始める。
が、昨日に引続きバイトは少ない・・
だいたいハチ公では朝マズメってあんまりよくないそうだ。
昨日の俺の釣果はよく釣れた方だとか。

が、さすがけんいちさんご当地ルアー?の50ホッツィーで2本立て続けに獲った。


けんいちさん/ホッツィ

俺も負けじとW-Waveを投げ倒し、"バゥン"出た!
グリグリあらら?ウィードに巻かれてバラしちゃいました。
でも、その後すぐにまた出て、獲りました。なかなかのバス!



その後、、クィーンマリー、等投げたんだけど、出るけど乗らない。
乗ってもバラす。こればっか。そこそこ出たと思うんだけどね。
で、けんいちさんが2本、俺が1本獲ったところで移動。
次の場所も先ほどのところからちょっと南下したところ。
ここは葦島がありいいポイントだが、ボートもおかっぱりも入って来れないらしい。
浮輪にはいい感じである。


けんいちさんはスマートアレックで40弱のバスを出した。
葦の向うで「うぉ〜出た〜!暴れる〜」などと雄叫び
&バシャバシャとバスが暴れる音がした。
俺は葦のほんとに奥の方に突っ込めるように、BONSで攻める。
出るが・・・・乗らない。ドカン!と持ちこむバイトは少ない。
いろいろ投げて、やっぱりW-Waveに替えたとき、乗りました。やっと。
その前にえらく太ったバス(40は無いと思うが)
を手元でバラしてたので喜びもひとしおである。



というわけで昼になり、STOP FISHING
八郎はデカイの出なかったが、引きが強くぼてぼてのバスが多い。
歯も強そうなバスばかりで、おそらくタニシとか硬い物を食べてるんかな?
なんといっても自然の禁漁期間が幸いして、また来年パンパンのバスが
釣れるのでしょう。でも、いろんな話しで聞くような爆発てのは無かった。
ま、メディアを通すとなんでも爆釣になるから40%くらい信じてくる方が賢明だろう。

帰りにはけんいちさんは途中のSAで寝て帰るらしいので、
俺はまたSAの温泉に入りに行こうと思い、今度は仙台のダムで浮くことを
約束し、けんいちさんと別れた。ありがとうございました。
またいつか(来年?)八郎に来てみたいものである



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